【8月14日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は13日、18歳のフランス人FWマティス・テル(Mathys Tel)に向けられた、ソーシャルメディア上での人種差別的投稿を非難した。

 バイエルンはX(旧ツイッター<Twitter>)で、「われわれはマティス・テルがソーシャルメディア上で受けた非人道的なコメントを最大限に非難する」とし、「こういったいまいましい人種差別的なことを書く人物は、バイエルンのファンではない。マティス、われわれはあなたを応援しており、あなたを全力でサポートする」とつづった。

 テルは12日に行われたRBライプツィヒ(RB Leipzig)とのスーパーカップ(DFL Super Cup 2023)で先発出場したが、64分に新加入のハリー・ケイン(Harry Kane)との交代でピッチを後にした。試合は0-3でバイエルンが敗れた。

 バイエルンはこの試合で、クラブの反人種差別の取り組みの名前である「Rot Gegen Rassismus(人種差別に反対するレッズ<バイエルン>)」と記されたユニホームを着用していた。

 テルはインスタグラム(Instagram)で「バイエルンの本当の家族と、よい時も悪い時もサポートしてくれるすべての人に感謝する。取り組み続けて、強くなり続けていく」と記した。(c)AFP