シナー、三度目の正直でマスターズ初優勝 ナショナルバンクOP
発信地:トロント/カナダ
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【8月14日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)は13日、男子シングルス決勝が行われ、大会第7シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は6-4、6-1でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、初のマスターズ1000(ATP Masters 1000)優勝を果たした。
シナーは2021年と今年のマイアミ・オープン(Miami Open)で準優勝に終わっており、三度目の正直でのマスターズ初制覇となった。また、イタリア勢のマスターズ1000優勝は、4年前のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)を制したファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)に次ぐ史上2人目の快挙。今回のキャリア通算8勝目で、世界ランキングも6位に上昇する。
第1セットは2度先にブレークに成功しながら、いずれも直後にブレークバックを許したが、「精神的には落ち着いていた。長丁場を覚悟していた」とシナー。サービスエースで5-4とすると、続くゲームを再びブレークして第1セットを先取した。
「プレーが良くなり、より積極的な姿勢を心がけた」という第2セットは一方的な試合運びを披露。結局1時間半で決着をつけ、対デミノー戦の成績も5戦全勝とした。16日に22歳の誕生日を迎える中で、当時20歳だった2017年のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に次ぐ年少記録での同大会制覇となった。(c)AFP