【8月12日 AFP】ウクライナは11日、ロシア軍がウクライナ西部の飛行場を狙って極超音速ミサイル「キンジャル(Kinzhal)」を発射し、付近に住む8歳の少年が死亡したと発表した。

 ウクライナ空軍によると、ロシア南部と中部からミサイル4発が発射された。1発はキーウ(Kyiv)州上空で防空システムによって撃墜されたが、残り3発はグリニッジ標準時(GMT)午前7時(日本時間同日午後4時)ごろ、西部イバノフランコフスク(Ivano-Frankivsk)州の飛行場近くに着弾した。

 検察によると、ミサイルは民間施設と住宅地に着弾した。

 検察は「ミサイルは、コロミア(Kolomyia)地区の3人の子どもがいる家族が住む民家近くに着弾し、8歳の少年が死亡した」とし、民家と屋根が破壊された離れの写真を添えている。

 イバノフランコフスクの小都市コロミアの市長は、ミサイル着弾時、少年は庭に出ており、多数の破片で負傷して病院に搬送されたが、救命できなかったと説明。週末2日間の服喪を発表した。(c)AFP