【8月12日 AFP】(更新)テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)は11日、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は3-6、6-4、3-6で第12シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に敗れ、連勝が14でストップした。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)覇者のアルカラスは、連覇を目指す全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)の開幕を2週間後に控える中、辛勝した前日の3回戦に続いて不調から抜け出せなかった。

 今後は全米オープンの最後の前哨戦として次週行われるウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2023)に集中したいと話し、「今大会では良い部分もあったが、すべての面で改善できる」と前向きに立て直しを誓った。

 一方、昨年大会の2回戦に続いてアルカラスを撃破した世界14位のポールは、準決勝で第7シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と対戦する。シナーはガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を6-4、4-6、6-3で退けた。

 その他では、第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)も6-7(7-9)、5-7でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に敗れた。優勝した2021年大会を含めてトロント開催の同大会では7連勝中だったが、デミノーに対して過去5戦4勝の相性の良さを発揮できなかった。

 世界18位のデミノーは、マスターズ1000(ATP Masters 1000)では自身初となる準決勝で、アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)と顔を合わせる。

 ダビドビッチ・フォキナは同日、マッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に6-4、6-2で勝利。3回戦では第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)も撃破しており、今大会は絶好調を維持している。(c)AFP