カフェに“潜伏”する女性警察官(赤丸)(写真=ユーチューブチャンネル「警察庁」)(c)MONEYTODAY
カフェに“潜伏”する女性警察官(赤丸)(写真=ユーチューブチャンネル「警察庁」)(c)MONEYTODAY

【08月09日 KOREA WAVE】韓国大田市(テジョンシ)で客を装ってカフェに“潜伏”した女性警察官が、金融機関などのふりをして金銭をだまし取るボイスフィッシングの現金回収役(受け子)を逮捕する瞬間が映像で公開された。被害額1900万ウォン(約206万円)は被害者に無事に戻った。

警察庁公式ユーチューブチャンネルに「コーヒーを飲んでいた警察官が外に出た理由」という題名の映像が公開されている。

これによると、7月13日午後2時ごろ、警察は「被害者とボイスフィッシングの受け子が接触し、現金を授受する」という内部情報を得た。

女性警察官は私服姿で、私有車に乗って被害者と受け子が会うカフェに急行。外がよく見える席に座って飲み物を注文した。

間もなく黒い帽子をかぶった女性がタクシーでカフェの前に到着した。これが受け子だった。続いて被害者の20代男性も現金1900万ウォンが入った紙袋を持って到着した。

警察官は受け子が被害者から現金を受け取る現場をカメラに収めた。そして立ち去ろうとする受け子を「すみません」呼び止め、「こちらに来てください」と話し掛けた。

受け子は慌てた様子で「なぜですか?」と問い返したが、警察官は「ボイスフィッシング関連犯罪の現行犯で逮捕する」と言い、現場で取り押さえた。

受け子は否認したが、警察署に移動する間にすべての容疑を認めた。現金1900万ウォンは回収され、被害者の手元に戻った。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News