スウェーデンで列車脱線、3人負傷 豪雨で線路の盛り土流出
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【8月8日 AFP】スウェーデン東部で7日、線路の盛り土が豪雨により流され、旅客列車が脱線する事故があり、3人が負傷した。警察が明らかにした。気象当局はさらなる洪水への警戒を呼び掛けている。
列車はスンスバル(Sundsvall)行きで、約120人が乗車していた。事故は午後0時30分(日本時間午後7時30分)ごろ、フーディクスバル(Hudiksvall)近くで発生。4両編成のうち2両が脱線した。
現場の警察と救急当局は、「線路の盛り土が豪雨により削られ、流された」との見方を示した。
警察によると、3人が病院に搬送されたが、けがの程度は明らかになっていない。
スウェーデン気象水文研究所(SMHI)は7日、各地に黄色警報を発表し、強風や洪水、豪雨への警戒を呼び掛けた。
SMHIの警報は警戒レベルを色分けしており、高い順から、赤、オレンジ、黄色となっている。SMHIは8日から9日にかけて、洪水の赤警報を発した。赤警報は「社会に非常に深刻な影響」を及ぼすとされる。
スウェーデン各地は先週末、異常気象「ハンス(Hans)」に見舞われたばかり。(c)AFP