最高裁判所の全景(c)news1
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【08月06日 KOREA WAVE】ソウル出張中に買春し、性売買処罰法違反の疑いで送検された現職判事(42)が、最近10年間に性売買を巡る判決10件に裁判官としてかかわっていたことが、news1による最高裁判決文閲覧システムの検索で判明した。

この判事は、地裁刑事部で2021年から昨年まで、合議の陪席を務めていた。合議は裁判長1人と陪席2人で構成され、陪席の1人が各事件を主導して審理する。

2021年9月、性売買斡旋等行為の処罰に関する法律違反(性売買斡旋等)の罪に問われた被告の裁判では、陪席として有罪を認定し、「社会的害悪が少なくなく、厳罰に処する必要性がある」と判示していた。

昨年7月には、居酒屋で20代従業員にセクハラをした被告に300万ウォン(1ウォン=約0.1円)の罰金刑を宣告している。同12月には同じビラの住民を強姦した被告に執行猶予付き有罪判決を言い渡していた。

裁判所行政処は今年8月、この判事を担当中の事件の審理から外した。同処関係者は「担当からの排除とは別に、懲戒手続きが進められる」と明らかにした。

判事は6月22日、ソウル市江南(カンナム)区のホテルで、チャットで知り合った30代女性を相手に買春した疑いが持たれている。警察は女性を逮捕し、売春相手だった判事を割り出した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News