【8月5日 AFP】テニス、シティ・オープン(Mubadala Citi DC Open 2023)は4日、男子シングルス3回戦と準々決勝などが行われ、大会第1シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)が、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)らを下し、4強入りを果たした。

 雨で前日の試合が早めに切り上げられたことにより、この日は世界ランキング9位のフリッツをはじめ、何人かの選手はダブルヘッダーを余儀なくされた。

 フリッツは3時間を超える激闘となったマレーとの3回戦を6-7(2-7)、6-3、6-4で制すと、ジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)との準決勝は6-3、6-3の1時間17分で快勝した。

 準決勝の相手に決まった第12シードのタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)も、雨で中断されていた3回戦でガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)に6-4、1-6、6-3で競り勝つと、準々決勝では第16シードのJJ・ウルフ(J.J. Wolf、米国)を7-5、6-4で退けた。

 第9シードのダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)は、3回戦でアレクサンドル・シェフチェンコ(Alexander Shevchenko)を6-4、6-3で下し、準々決勝では第2シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)を6-4、7-5で破った。

 エヴァンスが準決勝で激突する第5シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)は、準々決勝で対戦予定だった第13シードのウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)が試合前に棄権したため、予期せぬ休養を得た。

 女子シングルスでは、第1シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)が4-6、6-3、6-4でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)ベスト4のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に競り勝ち、第4シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)との準決勝に駒を進めた。

 サッカリはこの日ダブルヘッダーに臨み、2回戦でレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)を7-5、6-2で下した後、準々決勝では第7シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を6-3、6-3で退けた。

 第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は、準々決勝で第6シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を6-1、6-2で一蹴し、第8シードのリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)との準決勝に進出した。

 前回覇者のサムソノワは、マルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)との準々決勝に6-4、6-2で勝利した。(c)AFP