ドイツ敗退の大波乱 初出場モロッコが決勝Tへ サッカー女子W杯
発信地:ブリスベン/オーストラリア
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【8月4日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は3日、グループHの試合が行われ、2003、07年大会の女王で今大会の優勝候補の一角だったドイツがグループリーグで敗退する今大会最大の波乱が起きた。代わりに初出場のモロッコが決勝トーナメント進出を果たした。
勝てば突破が決まる状況だったドイツは1-1で韓国とドロー。もう一つの試合でモロッコがコロンビアに番狂わせを演じなければ、引き分けでも勝ち上がりがきまるはずだったが、モロッコが1-0で勝利したことで初のW杯グループステージ敗退が決まった。
今大会ではドイツの他にブラジル、イタリア、東京五輪金メダルのカナダもグループステージで姿を消している。
グループHはコロンビアが首位突破となり、決勝トーナメント1回戦でジャマイカと対戦する。モロッコもコロンビアと同じく2勝1分けの2位通過となり、ベスト16でフランスと顔を合わせる。ドイツは3位、韓国が最下位となった。
この日ゴールを決めたドイツの主将アレクサンドラ・ポップ(Alexandra Popp)は試合後、独公共放送ZDFに対し、「正直まだ理解するのが難しい状況」と話し、マルチナ・ボス・テクレンバーグ(Martina Voss-Tecklenburg)監督も「スポーツで言う『大惨事』とみなされても反論するのは難しい」と嘆いた。(c)AFP/Andrew DENT