【8月4日 AFP】男子テニス、ジェネラーリ・オープン(Generali Open Kitzbuhel 2023)は3日、シングルス準々決勝が行われ、元世界ランキング3位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は4-6、6-3、6-4でアルトゥール・リンデルクネシュ(Arthur Rinderknech、フランス)を下し、手首のけがに悩まされ続けていた中で、約3年ぶりの決勝進出にあと一歩まで近づいた。

【写真特集】男子テニス選手のビフォーアフター

 現在は世界116位まで後退し、今大会にはワイルドカード(主催者推薦)で出場しているティエムは、ツアーでは2020年のATPファイナルズ(ATP Finals 2020)を最後に決勝から遠ざかっている。同年には全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)で自身唯一の四大大会(グランドスラム)タイトルを獲得したが、ツアー優勝も全米で挙げた17勝目が最後となっている。

 母国オーストリアのキッツビューエル(Kitzbuehel)で大会に臨んでいるティエムは「ここでは全てがうまくいっている。ホームの観客の応援は素晴らしくて、毎試合で心強いものがある。自分にとっては大きなアドバンテージになっている」とコメントした。

 4日に行われる準決勝の相手は、大会第5シードのラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)に決まった。ジェレは準々決勝で、第3シードのペドロ・カチン(Pedro Cachin、アルゼンチン)を6-4、6-2で撃破した。

 第1シードのトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)は6-7(6-8)、6-3、6-4でダニエル・エライ・ガラン(Daniel Elahi Galan、コロンビア)に逆転勝ち。準決勝で対戦する同胞のセバスティアン・バエス(Sebastian Baez)は、アレックス・モルチャン(Alex Molcan、スロバキア)を6-4、6-3で退け、ベスト4入り果たした。(c)AFP