【8⽉3⽇ Peopleʼs Daily】中国税関総署によると、中国の上半期(1〜6月期)の物品貿易総額は前年同期比2.1%増の20兆1000億元(約400兆円)で、上半期として初めて20兆元を突破した。うち輸出は前年同期比3.7%増の11兆4600億元(約228兆円)だった。

 税関総署の呂大良(Lv Daliang)報道官兼統計分析司司長は「世界経済の回復は力強さを欠き、主要先進経済国の緊縮政策の波及効果が現れた。国際市場には不安定、不確定、予測困難な要素が比較的多かった」と述べた上で「中国の貿易は圧力に耐え、規模を安定させ、質を向上させた。貿易の発展は予想に合致した」と述べた。

 中国は開放型の貿易プラットフォームの構築や優位性のある産業の育成に力を入れている。各地の自由貿易試験区での輸出入は8.6%増、海南省(Hainan)の海南自由貿易港での輸出入は26.4%増で、いずれも貿易プラットフォームの役割をしっかりと果たした。「新3種製品」とされる電動有人自動車、リチウム電池、太陽電池の輸出は61.6%増だった。

 中国の貿易では市場の多元化も進んでいる。上半期に中国の東南アジア諸国連合(ASEAN)との貿易規模は5.4%増、中南米とは7%増、アフリカとは10.5%増、中央アジア5か国とは35.6%増で、いずれも輸出入全体の伸び率を上回った。

 上半期、中国と「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国との貿易額は前年同期比9.8%増の6兆8900億元(約137兆円)だった。うち自動車部品の輸出は39.3%増、リチウム電池は34.3%増、自動データ処理設備の部品は28.9%増で、中間製品の輸出が大きく伸びた。また、沿線諸国からのエネルギー関連品の輸入は5.7%増、農産物は17.9%増だった。

 上半期に「一帯一路」沿線諸国との鉄道輸送による貿易額は23.8%増で、12か月連続で2桁台の増加を維持した。道路輸送方式による輸出入は63.6%増で、5か月連続で30%を上回った。

 上半期の中国とASEANとの貿易額は前年同期比5.4%増の3兆800億元(約61兆円)で、中国の貿易総額の15.3%を占めた。うち中国が輸入した農産品は7.5%増の1250億8000万元(約2兆4934億円)で、中国のASEANからの輸入全体の伸び率を6.4ポイント上回った。特に、果物の輸入は24.1%増の405億4000万元(約8081億円)、パーム油の輸入は120.5%増の109億1000万元(約2175億円)と大きく伸びた。

 上半期における中国の「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」の他の14加盟国に対する貿易総額は前年同期比1.5%増の6兆1000億元(約121兆円)で、中国の貿易成長への貢献率は20%を超えた。中国からRCEP14か国への中間財の輸出額は1兆7200億元(約34兆2873億円)で、RCEP14か国への輸出額の54.4%を占めた。RCEPにより、地域一体型の大市場が形成されつつある。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News