【8月3日 AFP】サッカー親善試合は2日、シンガポールのシンガポール・ナショナルスタジアム(Singapore National Stadium)で行われ、ドイツ王者のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が4-3でイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に逆転勝ちした。

 試合はリバプールが開始2分のコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)のゴールで先制すると、さらにビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)のヘディングシュートも決まり30分までに2点を先行したが、バイエルンもサージ・ナブリー(Serge Gnabry)とリロイ・ザネ(Leroy Sane)の得点で前半のうちに同点に追いついた。

 後半はルイス・ディアス(Luis Diaz)のゴールでリバプールが再びリードを奪ったが、バイエルンは80分にヨシプ・スタニシッチ(Josip Stanisic)の得点で試合を振り出しに戻すと、後半アディショナルタイムに20歳のフランツ・クレツィヒ(Frans Kratzig)が豪快なミドルシュートを決め、熱戦を制した。

 バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、アジアでのプレシーズンで印象を残しているクレツィヒの活躍について「喜びすぎないようにしなくてはいけない」としつつ、「彼はいい性格をしていて、選手としても素晴らしい。ピッチ上では非常に知的でスマートだ」とコメント。

 この日は本職の左SBではなく、攻撃的なポジションで起用した中で「非常に力強かった。普段はDFを専門としているから、あそこでどこまでいいプレーができるかは分からなかった」と評価した。(c)AFP