【8月2日 AFP】格付け大手フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)は1日、米国債の格付けを最上位の「トリプルA」から「ダブルAプラス」へと1段階引き下げた。今後3年間で予想される財政悪化や、債務上限問題で顕在化した「ガバナンスの低下」を理由に挙げている。

 大手格付け会社が米国債を「トリプルA」から格下げしたのは、2011年のS&P以来。

 この格下げに対し、ホワイトハウス(White House)は即座に反発。カリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)大統領報道官は「現実に即していない」と反論した。

 またジャネット・イエレン(Janet Yellen)財務長官も「全く同意しない」と述べ、「恣意(しい)的かつ古いデータに基づく」変更だと批判した。(c)AFP/Beiyi SEOW