【8月2日 AFP】ウクライナ検察当局は2日、南部オデーサ(Odesa)州イズマイル(Izmail)にある河川港のインフラに対してロシア軍が無人機攻撃を行ったと発表した。黒海(Black Sea)経由の穀物輸出合意が崩壊して以降、穀物輸出に使用されてきた施設が標的になったとしている。

 この発表によると、ロシア軍は2日未明に同州内ドナウ(Danube)川沿いの港湾・工業インフラに無人機攻撃を実施。穀物の大型貯蔵施設のほか、複数のサイロや倉庫が損壊したという。

 ロシアが先月、穀物輸出合意から離脱した後、同国軍は港湾都市オデーサとその周辺地域への攻撃を繰り返している。

 ドナウ川沿いのイズマイル港は現在、ウクライナ産の農産物輸出において主要な中継地点となっている。(c)AFP