【8月2日 AFP】米ニューヨーク在住の男性が1日、ファストフード大手タコベル(Taco Bell)で注文した商品の具材が広告写真より少なかったことを受け、虚偽広告による「不公正で欺瞞(ぎまん)的な商慣行」をしていたとして、ニューヨーク東部地区連邦地方裁判所に提訴した。同社に500万ドル(約7億1500万円)以上の損害賠償を求めている。

 フランク・シラグサさんは、タコベルの人気商品「クランチラップ」など、同社の商品に失望させられた客を代表して集団訴訟を起こした。昨年9月にタコベルで「メキシカン・ピザ」を購入したところ、広告に表示されている牛肉と豆の半分程度しか入っていなかったとし、このことを知っていれば、「5.49ドル(約785円)は出さなかっただろう」と主張している。

 訴状には、タコベルのウェブサイトから取得したメニューの写真と、客たちが受け取ったとされる「実際の」商品の写真が並べられている。

 タコベルの写真では、タコスに具材がぎっしり詰められ、色鮮やかな肉とチーズ、サラダがはみ出しているが、客側の写真の具材は、くすんでしなびている。

 シラグサさんは、この広告は「消費者に不当な金銭的な損害を与えている。消費者は、提供を約束されている物より著しく価値が低い商品を受け取っている」と主張。

「タコベルの行為は、インフレや食品・食肉価格が高騰し、多くの消費者、特に低所得者が経済的に苦境に立たされている今だからこそ、看過できない」としている。

 訴状には、タコベルの商品の量について同様の主張をしているメディア記事のリンクも含まれている。

 昨年9月に英大衆紙サン(Sun)米国版に掲載された記事も、タコベルの「メキシカン・ピザ」は「宣伝写真ほどの牛肉は入っていなかった」と指摘している。(c)AFP