【8月2日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は1日、グループEの試合が行われ、前回王者の米国は0-0でポルトガルと引き分け、何とか決勝トーナメントに進出した。同組のオランダとグループDのイングランドは大勝で首位通過を果たした。

 前人未踏の女子W杯3連覇を狙い、優勝候補として大会入りした米国だが、ここまでは女子サッカーを長く席巻してきた強さは見られず、決勝トーナメントを勝ち上がるにはチームを大きく改善させる必要がある。1勝2分けの勝ち点5でグループ2位通過となった米国は、1回戦でスウェーデンと対戦する可能性が高い。

 一方のポルトガルは、突破に必要な勝利まであと一歩に迫ったが、後半アディショナルタイムにアナ・カペタ(Ana Capeta)が放ったシュートはポストに阻まれた。

 米国と前節1-1で引き分けたオランダは、エスミー・ブルグツ(Esmee Brugts)とジル・ルート(Jill Roord)の2得点などでベトナムを7-0で粉砕。今大会最大の大勝で勝ち点を7に伸ばし、グループ1位通過を決めた。

 グループDではイングランドが6-1でアジア女王の中国に快勝した。チェルシー(Chelsea)に所属するローレン・ジェームズ(Lauren James)が2得点を決め、すべての中心を担ったイングランドは、グループを首位で突破し、決勝トーナメント1回戦ではナイジェリアと対戦する。

 グループのもう1試合ではデンマークが2-0でハイチを下し、共催国オーストラリアと対戦する決勝トーナメントに駒を進めた。(c)AFP/Andy SCOTT