【8月1日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げた宇宙望遠鏡「ユークリッド(Euclid)」からの初めての画像が7月31日に届いた。

 地球から約150万キロ離れた目的の軌道に達し、搭載する赤外線観測装置を調整する際に撮影された試験的な画像で、無数の星の他、銀河の姿も捉えられていた。

 ユークリッド計画のマネジャーは「11年にわたった設計と開発を経て、こうした画像を見ることができた。興奮しているし、とても感動している」と語った。

 赤外線観測装置や可視光カメラを搭載するユークリッドは、7月1日に打ち上げられた。そのミッションには、宇宙空間の約70%を占めると考えられている「暗黒エネルギー(ダークエネルギー)」や同25%の「暗黒物質(ダークマター)」の謎に迫ることも含まれる。

 ユークリッドの本格稼働は10月に予定されている。(c)AFP