【8月1日 AFP】米国競馬のG1レース、ケンタッキーダービー(Kentucky Derby)のチャーチルダウンズ競馬場(Churchill Downs)は31日、1か月の間に12頭の馬が死んだ事案の大規模な調査が終了して安全面が改善されたとして、9月からレースを再開することを明らかにした。

 ケンタッキーダービーを主催するチャーチルダウンズ(Churchill Downs Incorporated)によると、ケンタッキー州ルイビル(Louisville)の同競馬場では、9月14日からライブレースが再開されるという。

 チャーチルダウンズ競馬場では、米競馬三冠レースで伝統を誇るシーズン初戦のケンタッキーダービーが開催された今年5月の前後にさまざまな理由で馬12頭が死んだことを受け、6月7日から7月3日までレース運営が停止されていた。

 同競馬場では安全プロトコルに関して内部で見直しが行われ、トラックにおける馬の安全確保を高めるためのいくつかの改良が施されたことに加え、馬場を改善するためのアップグレードが施された。

 また、獣医チームがさらなる馬の監視や管理を提供し、専門的なケアやレース前の検査およびスクリーニングを支援するための機器も追加された。

 新たに安全委員会も設立され、「問題点や見解を率直に議論してリアルタイムでフィードバックが常に提供される」ことになった。(c)AFP