レンジャーズがシャーザー獲得 メッツからトレード
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【7月31日 AFP】米大リーグ(MLB)のテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)は30日、3度のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)受賞を誇るニューヨーク・メッツ(New York Mets)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)投手をトレードで獲得したと発表した。
アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)に所属するスター選手、ロナルド・アクーニャJr.(Ronald Acuna Jr.)の弟で、現在マイナーリーグでプレーするルイサンヘル・アクーニャ(Luisangel Acuna)内野手が、交換要員としてメッツに加入する。
メッツは先日、守護神のデビッド・ロバートソン(David Robertson)をマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)に放出。シャーザーは29日に球団の方向性に不満を示し、前日からレンジャーズへのトレードを報じられていた。契約にはトレード拒否権もついていたが、シャーザー本人が移籍を承諾した。
シャーザーの契約では、2024年シーズンは4330万ドル(約61億円)の選手オプションとなっている。米スポーツ専門チャンネルESPNによれば、シャーザーはすでに来季もレンジャーズに残留することを決めているという。今後支払われる給与については、レンジャーズが2250万ドル(約31億7000万円)、メッツが3500万ドル(約49億3000万円)超を負担する。
シャーザーは2019年にワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)でワールドシリーズ制覇に大きく貢献。今季は19試合に先発し、107回3分の2を投げて防御率4.01と例年より不安定なシーズンとなっているが、先月ローテーションが不振だったレンジャーズは、先発陣の強化に期待している。
レンジャーズは現在ア・リーグ西地区首位を走っているが、2位ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とは1ゲーム差。メッツはナ・リーグ東地区4位で、首位ブレーブスに18ゲーム差をつけられている。(c)AFP