【7月31日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のテイラー・ウォード(Taylor Ward)外野手が30日、死球による顔面骨折で負傷者リスト(IL)入りした。

 ウォードは29日のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦で、相手先発のアレク・マノア(Alek Manoah)が投じた時速91.7マイル(約147キロ)の球を顔面の左目付近に受けた。

 地面にうずくまったウォードはコーチや医療スタッフに付き添われて立ち上がると、カートに乗ってフィールドを後にし、病院へ移動して検査を受けていた。

 30日の試合前に取材に応じたフィル・ネビン(Phil Nevin)監督は、ウォードが手術を受ける可能性があるとした上で、視力に問題はなかったとコメント。「あの出来事の後では、考えうる最高のニュースだ」と話し、ウォードが病院でも、チームが滞在しているホテルでも「気丈に振る舞っていた」と続けた。

 エンゼルスはすでにマイク・トラウト(Mike Trout)が離脱して復帰は少なくとも8月中旬と見込まれており、7月の20試合で本塁打5本、二塁打7本、17打点を挙げたウォードの離脱は、2014年以来のポストシーズン進出を目指すチームにとってさらなる痛手となる。(c)AFP