【7月30日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2023)は29日、第3節が行われ、ニュージーランドは38-7でオーストラリアに大勝し、大会3連覇を達成した。

 8万3944人が集まったメルボルン・クリケット競技場(Melbourne Cricket GroundMCG)に乗り込んだニュージーランドは、前半にシャノン・フリゼル(Shannon Frizell)、コディー・テイラー(Codie Taylor)、ウィル・ジョーダン(Will Jordan)がトライを決め、19-7とリードして満員の観客を黙らせた。

 後半にもケイレブ・クラーク(Caleb Clarke)、マーク・テレア(Mark Telea)、リコ・イオアネ(Rieko Ioane)が8分間で3トライを重ねて突き放した。

 またしても見事な内容を披露したニュージーランドは、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)を前に絶好調を維持している。ザ・ラグビー・チャンピオンシップでは11大会中9回目の優勝となり、オーストラリアとの対抗戦「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」は21年連続で保持した。

 対するオーストラリアは、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の若いメンバーを起用する賭けが完全に裏目に出て、またも悲惨な敗戦を喫した。

 トライはロブ・バレティーニ(Rob Valetini)の1本にとどまり、ゲームキャプテンを務めたアラン・アラアラトア(Allan Alaalatoa)は脚を痛めて負傷交代を強いられた。規律のなさをも再びチームを苦しめ、2枚のイエローカードをもらって勝利するのはほぼ不可能だった。(c)AFP/Martin PARRY