【7月30日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は29日、グループFの試合が行われ、フランスが2‐1でブラジルを下し、大会初制覇に望みをつなげた。

 前半に試合を支配したフランスは、17分にウージェニー・ルソメ(Eugenie Le Sommer)が代表戦通算181試合目の出場で90ゴール目を決め、先制した。

 後半に入って盛り返したブラジルが58分にデビーニャ(Debinha)のゴールで追いついたものの、フランスは残り7分で主将のウェンディ・ルナール(Wendie Renard)が頭で決勝点を挙げ、貴重な勝ち点3を手にした。

 この結果、同日の試合でパナマを1‐0で下して歴史的な初勝利を記録したジャマイカとフランスが勝ち点4で並んで首位に浮上したが、ブラジルは3ポイントで3位と決勝トーナメント進出に向けて危機にさらされている。

 一方、グループGではスウェーデンが5‐0でイタリアに大勝し、スペインや日本に続いて1試合を残して16強入りを果たした。

 セットプレーと空中戦でイタリアに脅威を与えたスウェーデンは、39分、44分、前半アディショナルタイム1分と立て続けに得点を重ねると、後半にも2得点を挙げた。DFアマンダ・イレステット(Amanda Ilestedt)はこの日2得点を挙げており、今大会の3得点すべてをヘディングシュートで決めている。(c)AFP/Andrew DENT