【7月29日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は28日、各地でグループリーグの試合が行われ、D組では欧州女王イングランドが1-0でデンマークを下し、決勝トーナメント進出に大きく前進した。

 イングランドは、6分にローレン・ジェームズ(Lauren James)が決めたミドルシュートの1点を守り切って2連勝。これで中国とのグループ最終節で引き分け以上で突破が確定する。

 一方、昨年の欧州選手権(UEFA Women's Euro 2022)で優勝の原動力となったMFキーラ・ウォルシュ(Keira Walsh)が前半に膝を痛め、途中交代するアクシデントもあった。担架で運び出されたウォルシュは重傷の可能性もあり、チームは現在けがの程度が判明するのを待っている。

 中国は初出場のハイチを1-0で下し、突破に望みをつないだ。中国はデンマークと勝ち点3で並び、D組の結果は最終節まで分からない状況となっている。

 G組ではアルゼンチンと南アフリカが2-2で引き分けた。

 南アフリカは一時2点をリードしてW杯5戦目にして初勝利を挙げるかに思われたが、アルゼンチンは74分にソフィア・ブラウン(Sophia Braun)のゴールで1点を返すと、その5分後にはロミナ・ヌニェス(Romina Nunez)がヘディングシュートを決めてドローに持ち込んだ。

 アルゼンチンも今回が4度目のW杯となるが、11試合を戦って依然として勝利がない。

 この結果、G組は29日に直接対決するスウェーデンとイタリアが勝ち点3で並び、南アフリカとアルゼンチンが同1で続いている。(c)AFP/Peter STEBBINGS