【7月28日 AFP】第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)は27日、福岡県で14日目が行われ、競泳ではレオン・マルシャン(Leon Marchand、フランス)が今大会3冠を達成し、オーストラリア勢も3種目を制して金メダル数をさらに伸ばした。

 今大会で快進撃を続ける21歳のマルシャンは、男子200メートル個人メドレーを1分54秒82で制し、400メートル個人メドレーと200メートルバタフライに続いて金メダルを獲得した。

 英国のダンカン・スコット(Duncan Scott)が1分55秒95で2位、同胞のトム・ディーン(Tom Dean)が1分56秒07で3位に入った。瀬戸大也(Daiya Seto)は6位、小方颯(So Ogata)は8位だった。

 オーストラリア勢は、女子800メートルリレーで自らの世界記録を更新する7分37秒50で優勝し、米国を7分41秒38の2位、中国を7分44秒40の3位に抑えた。さらに、男子100メートル自由形ではカイル・チャルマース(Kyle Chalmers)が47秒15で金メダルを手にし、女子50メートル背泳ぎではカイリー・マッケオン(Kaylee McKeown)が27秒08で今大会2冠を達成した。

 女子200メートルバタフライはカナダのサマー・マッキントッシュ(Summer McIntosh)が2分4秒06で連覇を果たした。三井愛梨(Airi Mitsui)は5位に入った。

 一方、男子100メートル、200メートル自由形で前回大会2冠の新星ダビド・ポポビチ(David Popovici、ルーマニア)は、世界記録保持者として臨んだ100メートルで6位に沈んだ。25日の200メートルも4位に終わり、今大会は無冠となった。(c)AFP/Andrew MCKIRDY