【7月28日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は27日、各地でグループリーグの試合が行われ、B組ではナイジェリアが共同開催国のオーストラリアを3-2で破り、今大会ここまでで最大の番狂わせを演じた。

 1-0とリードしてから逆転負けを喫したオーストラリアは、グループリーグ残り1試合で16強入りが非常に危うくなった。

 これでB組はナイジェリアとカナダが勝ち点4で突破に向けて優位に立ち、同3のオーストラリアは31日に行われる五輪王者カナダ戦で勝たなくてはならない状況となっている。

 試合はオーストラリアが46分に先制したが、ナイジェリアは前半アディショナルタイムのうちに同点に追いつくと、65分にオシナチ・オハレ(Osinachi Ohale)のゴールで逆転。その7分後にはアシサト・オショアラ(Asisat Oshoala)が追加点を挙げた。オーストラリアは後半アディショナルタイム10分に1点を返したが、ナイジェリアがそのまま逃げ切って金星を収めた。

 E組では、3連覇を狙う米国が前回決勝で対戦したオランダと1-1で引き分け、ベスト16進出はポルトガルとのグループリーグ最終節までお預けとなった。初出場のポルトガルは同日、ベトナムに2-0で勝利。敗れたベトナムは敗退が決まった。(c)AFP/Andrew DENT