【7⽉29⽇ Peopleʼs Daily】上海市内でこのほど開催された2023世界人工知能大会では出展企業が400社を超え、来場者が延べ17万7000人を超えるなど、さまざまな「記録更新」があった。出展企業の成約額は110億元(約2160億円)で、締結された32件の重要産業プロジェクトの投資総額は288億元(約4477億円)だ。

 中国では人工知能(AI)分野の中核産業の規模が5000億元(約9兆8190億円)に達し、企業数は4300社を超えた。個人の衣食住から、企業の生産、販売、サービス、さらにオフィス内の作業まで、AIの活用はさまざまな分野に及んでいる。

 同大会の報告書は、中国のAI産業は勢いよく発展しつつあり、インフラの配置が加速し、融合や応用が拡大中と紹介した。中国ではスーパーコンピューティング、スマートコンピューティング、クラウドコンピューティングの相乗効果が発生しており、計算力の規模は世界第2位だ。デジタル化作業場とスマート工場がすでに2500か所以上建設され、実体経済のデジタル化、スマート化、グリーン化を力強く推進している。

 中国の国家情報センターによると、将来はさまざまな状況の80%がAIに依存することになる。計算力の土台をいかに構築し、計算力をいかにAI発展の資源とするかが、産業生態の発展を推進し、科学技術革新を促進するための鍵となる。

 初歩的な推計によると、2025年までに計算関連の中核的産業の規模は4兆4000億元(約86兆円)以上になり、関連産業の規模は24兆元(約471兆円)に達する。

 2023世界人工知能大会ではスマートチップ、AI技術の科学研究への応用、ロボット、人の脳機能に準拠するAI、自動運転、法治と安全などの先端分野について、産業界の関係者や研究者が意見を交換した。業界関係者は、「AIの発展加速に伴い、業界側はシステムの革新、オープンソース・開放の堅持により、産業生態の発展を加速し、強力な計算力によりAIの質の高い発展を支えることができる」との見方を示した。

 2022年末時点で、中国全土で使用されているデータセンターの標準ラック数は650万台を超えた。中国の計算力の規模向上の速度は、世界平均の3倍程度に達している。

 同大会の参加者からは「人工知能技術のパラダイムの変革はスマートコンピューティングへの強い需要を生み、計算体系構造の多元的な変革は発展の新たなチャンスをもたらした。計算力の供給には構造的なギャップがあり、現在は転換の入り口に立った時期だ。『粗放な配置』から『精密な計画性』に移行して普遍的な計算力を実現し、『多様な異質性』から『統一と相乗効果』への移行を実現し、スマートコンピューティングセンターの支援を受けることで、計算技術を独自に開発する中国企業がより速く、より良い発展を手に入れることを提案する」との声も出た。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News