【07月27日 KOREA WAVE】

Galaxy Z Flip5に適用された新規ヒンジ。水玉模様が目立つ(写真=サムスン電子「Galaxy Unpacked 2023」イベントのキャプチャー)(c)KOREA WAVE
Galaxy Z Flip5に適用された新規ヒンジ。水玉模様が目立つ(写真=サムスン電子「Galaxy Unpacked 2023」イベントのキャプチャー)(c)KOREA WAVE

韓国サムスン電子は26日、ソウル市江南(カンナム)の「三成洞インターコンチネンタルソウルCOEX」で「Galaxy Unpacked 2023」イベントを開き、Galaxy Z Fold5やGalaxy Z Flip5に使われたディスプレイとヒンジ技術(片側が固定され、他方が回転できる仕組み)の優位性を強調した。

まず、Galaxy Z Flip5はディスプレイの耐久性強化のため、衝撃吸収層を変更した。またヒンジを二重レール構造に再設計して外部衝撃を分散させ、安定性と耐久性を同時に高めた。

この技術はヒンジの軸が移動しながら画面が折れる部分が丸く引き込まれる「水滴」ヒンジとも呼ばれる。

これまでのサムスン電子のフォルダブルフォンシリーズには「U」タイプのヒンジ技術が使われてきた。Uタイプは画面を折りたたんだ時に本体がやや傾いて、フレームの間に微細な浮き上がりが生じ、ディスプレイ内部にシワができてしまっていた。

ところが、「水滴」ヒンジは柔らかい曲線が使われているため、ディスプレイのしわが少なくなっている。機器を折りたたんだ時に隙間ができる現象も改善される。

Galaxy Z Fold5に適用されたフレックスヒンジ技術(写真=サムスン電子「Galaxy Unpacked 2023」イベントのキャプチャー)(c)KOREA WAVE
Galaxy Z Fold5に適用されたフレックスヒンジ技術(写真=サムスン電子「Galaxy Unpacked 2023」イベントのキャプチャー)(c)KOREA WAVE

Galaxy Z Fold5には「フレックスヒンジ」技術が使われている。フレックスヒンジは、機器の回転軸とウイングプレートを連結する一体型ヒンジを使用し、曲率を高めてヒンジ間隔を減らしたのが特徴だ。

サムスン電子は「新たなヒンジを通じてより高い張力を精密に調整し、望む角度で機器を調整できる。最も軽く、コンパクトなフォールド製品になるだろう」と強調した。

(c)KOREA WAVE/KOREA WAVE/AFPBB News