【7月26日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に加入したアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)は25日、リーグスカップ(Leagues Cup 2023)のアトランタ・ユナイテッド(Atlanta United、米国)戦に先発出場し、2ゴールを記録した。インテル・マイアミは4‐0で快勝を飾り、2連勝で決勝トーナメント進出を決めている。

 大会初戦のクルス・アスル(Cruz Azul、メキシコ)戦で途中出場から後半アディショナルタイムに決勝点を挙げていたメッシは、この日移籍後初先発を果たした。

 MLS勢との初対戦となったメッシは、アトランタにとって対処するにはあまりにも大きな存在で、この日2ゴールを挙げたフィンランド人ウインガーのロバート・テイラー(Robert Taylor)との連携も確立した。

 メッシは8分、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でチームメートだったセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)からの浮き球のパスに抜け出してペナルティーエリア内に入り込むと、最初のシュートはポストをたたいたものの、そのリバウンドを押し込んで先制点を決めた。

 さらにメッシは22分、アトランタ守備陣が下がり続ける中でドリブルでボールを運びテイラーにパスを出すと、その折り返しを蹴り込んで追加点を挙げた。

 マイアミは前半終了間際、メッシのパスをベンジャミン・クレマスキ(Benjamin Cremaschi)が見事なプレーでつなぐと、最後はテイラーが角度のないところから強烈なシュートを突き刺し、3点目を奪った。

 さらに53分には相手CKからカウンターアタックを仕掛けてメッシが自陣からボールを運ぶと、左サイドのテイラーへパス。テイラーは低い弾道のシュートを、ポストに当てて決めた。

 点差が開いたことでマイアミのヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督はメッシを78分にベンチに下げ、ブスケッツも途中交代となった。(c)AFP