動物園脱走のチンパンジー2頭射殺 コロンビア
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【7月25日 AFP】南米コロンビアの警察は24日、動物園から脱走したチンパンジー2頭を射殺したと明らかにした。
チンパンジー2頭は23日夜、西部の都市ペレイラ(Pereira)にある動物園「バイオパーク・ウクマリ(Bioparque Ukumari)」から脱走。警察が数時間後に園から約2.5キロ離れた地点で雄の「パンチョ」を発見した。
警察は現地放送局、ブルー・ラジオ(Blu Radio)に対し、パンチョが捜索隊の中に飼育員の姿を見つけ、突進してくる様子をみせたので射殺したと説明した。
チンパンジーが攻撃してきた場合は麻酔銃を使わずに射殺するよう命令が出ていたとし、「動物園職員の命を守るため、素早く行動する必要があった」と述べた。
パンチョと一緒に脱走した雌のチンパンジー「チタ」も、園の近くで射殺されたという。詳細は明らかにされていない。
サンドラ・コレラ(Sandra Correa)園長は記者会見で、チンパンジーの脱走は人為的なミスによるものだったと述べた。
動物保護団体は、2頭の射殺について犯罪捜査を開始するよう求めている。(c)AFP