【7月25日 AFP】第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)は24日、福岡県で11日目が行われ、中国勢が男子100メートル平泳ぎと女子100メートルバタフライで金メダルを獲得し、忘れ去りたい前回大会の記憶を払いのけた。 

 ハンガリー・ブダペストで行われた昨年大会ではわずか個人メダル1個に終わっていた中国だったが、まずは男子100メートル平泳ぎでこれが自身初の世界水泳決勝となった覃海洋(Qin Haiyang)が57秒69で優勝し、先陣を切った。

 前回覇者のニコロ・マルティネンギ(Nicolo Martinenghi、イタリア)、ニック・フィンク(Nic Fink、米国)、アルノ・カミンハ(Arno Kamminga、オランダ)が58秒72の同タイムで並び、銀メダルに輝いた。

 女子100メートルバタフライでは、東京五輪の同種目銀メダリストである張雨霏(Zhang Yufei、チョウ・ウヒ)がトップの56秒12を記録し、同金メダルのマーガレット・マクニール(Margaret MacNeil、カナダ)を56秒45の2位、トーリ・ハスケ(Torri Huske、米国)を56秒61の3位に抑えた。

 女子200メートル個人メドレーでは、米国のケート・ダグラス(Kate Douglass)が同胞のアレックス・ウォルシュ(Alex Walsh)を残り50メートルでかわし、2分7秒17で母国に今大会初のメダルをもたらした。

 レースの大半でリードを築いていたウォルシュは2分7秒97で2位、中国の余依婷(Yu Yiting)が2分8秒74で3位に入った。大橋悠依(Yui Ohashi)は6位だった。

 男子50メートルバタフライでは、イタリアのトマス・チェコン(Thomas Ceccon)が22秒68で金メダルを手にした。(c)AFP/Andrew MCKIRDY