マルシャンがフェルプスの最後の記録破り金、瀬戸が銅 世界水泳
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【7月24日 AFP】第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)は23日、福岡県で10日目が行われ、競泳男子400メートル個人メドレーではレオン・マルシャン(Leon Marchand、フランス)がマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)の最後の世界記録を更新し、金メダルに輝いた。瀬戸大也(Daiya Seto)が銅メダルを獲得した。
マルシャンは4分2秒50をマークし、フェルプスが2008年の北京五輪で出した4分3秒84の記録を1秒以上も上回った。フェルプスのタイムは、競泳界では最も長く破られずにいた世界記録だった。
カーソン・フォスター(Carson Foster、米国)が4分6秒56で銀メダルを獲得し、瀬戸が4分9秒41で続いた。
女子400メートル自由形では、アリアン・ティットマス(Ariarne Titmus、オーストラリア)がライバルを圧倒して金メダルを獲得した。
東京五輪金メダリストのティットマス、世界記録保持者のサマー・マッキントッシュ(Summer McIntosh、カナダ)、ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)がそろうこの種目は、今大会でも特に注目されているレースだったが、ティットマスはライバルたちを寄せつけずに3分55秒38をマークし、マッキントッシュに3月に譲り渡した世界記録保持者の座も奪い返した。
レデッキーが3分58秒73で2位に入り、16歳のマッキントッシュは4位だった。エリカ・フェアウェザー(Erika Fairweather、ニュージーランド)が3分59秒59で銅メダルを獲得した。
女子4×100メートルリレーでは、オーストラリアが世界新記録となる3分27秒96で優勝。米国が2位、中国が3位だった。オーストラリアは男子4×100メートルリレーでも金メダルを獲得し、イタリアが銀、米国が銅メダルとなった。
オーストラリア勢は、男子400メートル自由形でもサミュエル・ショート(Samuel Short)が東京五輪王者のアハメド・ハフナウイ(Ahmed Hafnaoui、チュニジア)を破って優勝し、金メダルラッシュの一日となった。(c)AFP/Andrew MCKIRDY