【7月23日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー最終戦、第151回全英オープン(The 151st Open Championship)は22日、英ホイレイク(Hoylake)のロイヤルリバプールGC(Royal Liverpool Golf Club、パー71)で3日目が行われ、ブライアン・ハーマン(Brian Harman、米国)が通算12アンダーで首位を守った。

 メジャー初優勝を狙うハーマンは序盤で二つボギーをたたいたがそこから立て直し、四つのバーディーを奪ってスコア「69」をマークした。2位のキャメロン・ヤング(Cameron Young、米国)とは5打差。メジャーではジャン・バンデベルデ(Jean van de Velde、フランス)が最終ホールで崩れた有名な1999年の全英オープン以来、最終日に5打差を逆転された選手はいない。

 昨年準優勝のヤングは「66」を出し、通算7アンダーで2位につけている。またジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)は後半6バーディーを奪ってコースレコードとなる「63」を記録し、通算6アンダーの3位で優勝争いに名乗りを上げた。予選通過はぎりぎりだったが、3日目はそこから見事な巻き返しを見せ、メジャー最少まであと1打に迫るスコアを出した。

 大勢のギャラリーを引き連れてラウンドしたロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、出だしの5ホールで3バーディーを奪い、通算4アンダーとして9年ぶりのメジャー制覇の可能性を広げたかに思われたが、そこで勢いに乗れずに残りの13ホールで一つスコアを落とし、通算3アンダーでハーマンとの差は9打となっている。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は「69」でスコアを2ストローク伸ばし、通算2アンダーの17位タイに浮上した。星野陸也(Rikuya Hoshino)は通算1オーバーで41位タイとなっている。(c)AFP/Kieran CANNING