アビカスの自律運航ソリューションが搭載される未来海上タクシー鳥瞰図(写真=HD現代)(c)KOREA WAVE
アビカスの自律運航ソリューションが搭載される未来海上タクシー鳥瞰図(写真=HD現代)(c)KOREA WAVE

【07月21日 KOREA WAVE】HD現代の船舶自律運航専門会社「アビカス」が、海と都心を行き来する海上タクシーに、自主開発した自律運航ソリューションを適用する。アビカスは最近、釜山市の海上タクシー運航事業者「KMCP」と「エコ・自律運航海上タクシー事業のための業務協約(MOU)」を締結した。

KMCPは2025年から釜山の旧市街地でエコ海上タクシー4台を運営する計画を立てている。今回の協約によりアビカスは釜山海上タクシーに、自律運航ソリューション「ニューボートナビ(NeuBoat NAVI)」と「ニューボートドック(NeuBoat DOCK)」を搭載する。

ニューボートは、アビカスが大型商船用自律運航ソリューション「ハイナス(HiNAS)」に続いて開発した、小型レジャーボート用自律運航ソリューションだ。

ニューボートナビは人工知能(AI)技術で最適な航路をリアルタイムで把握する。ボートが自ら航海できるようにし、障害物に遭遇すると自動的に回避する。ニューボートドックは3Dサラウンドビューモニタリングでボートの離着岸を助ける。

アビカスのイム・ドヒョン代表は「ニューボートは海上タクシーの安全性と便宜性を画期的に高める。釜山市と協力を続け、自律運航海上タクシーの底辺を拡大していく」と語った。

アビカスは今年下半期、米欧などで開かれる主要ボートショーを基点に、ニューボートの商用化に本格的に乗り出す。アビカスは昨年6月、世界で初めて大型船舶に自律運航技術を適用して太平洋横断に成功した。これまで韓国内外の船会社から約300隻分の「ハイナス」を受注している。

(c)KOREA WAVE/KOREA WAVE/AFPBB News