【7月23日 CNS】中国では毎年6月から7月にかけて、大量のセミが市場に出回る。セミは低脂肪でタンパク質が豊富、おいしく、人々に愛されている。セミの養殖で有名な江蘇省(Jiangsu)徐州市(Xuzhou)では、地元のセミ養殖協同組合がセミの卵を年間2000万匹近く販売。卵が産まれた「苗木」の販売で年間数百万元(100万元<約1942万円>)を稼ぐ農家もいる。

 セミの繁殖業者である王曼(Wang man)さんは「江蘇省のほかにも山東省(Shandong)、河南省(Henan)、安徽省(Anhui)などの各省に販売しており、近年は南京市(Nanjing)に販売されるセミの数が徐々に増加している」と話した。

 南京の夜市では、多くの場所でセミの串焼きを販売しており、一晩に100本以上も売れることがあるという。

 セミ養殖協同組合の孵化室に入ると、セミの卵を産みつけられた枝が整然と積まれていた。年配の作業員が竹ざおで鉄枠の黒い布をたたくと、枝からセミの幼虫が落ちてくるので、白いプラスチックのカゴに集めていく。その後、集められたセミの幼虫は別の作業員に渡され、ふるいにかけて木くずやクモなどの不純物を取り除き、電子計量器で計ってから出荷用の箱に均等に入れていく。セミはヤナギやポプラ、ニレ、リンゴの枝で養殖でき、早ければ2年で収穫できるという。

「過去10年間、セミの価格は年々上昇し、当初は1匹0.4元(約7円)だったのが、昨年は1匹0.8元(約15円)になった。今年はまだ出始めたばかりで、昨夜の購入価格は1.2元(約23円)だった」と仕入れ業者は説明する。

 南京の夜市では、セミ、カイコ、バッタなどさまざまな昆虫が売られている。店主によると、セミは1匹8元(約155円)、バッタは1匹4元(約77円)、カイコは1匹6元(約116円)で売られている。(c)CNS-揚子晚報/JCM/AFPBB News