【7月20日 AFP】インド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州で行われている政府の河川プロジェクトの現場で感電事故が起き、少なくとも15人が死亡した。事故は、同じ現場で先に発生していた、プロジェクト関係者1人の感電死事故への抗議中に起きた。当局者の話と現地報道で20日、計16人の死亡が明らかになった。

 事故があったのは、同州チャモリ(Chamoli)地区。負傷者も11人出た。

 18日夜、プロジェクトの現場管理者が感電死する事故が起きた。翌19日に家族が遺体を発見し、事故に抗議するため人々が集まり、そこで新たに15人が感電死したという。

 ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)紙によると、管理者は手すりに触れた際に感電。他の人々も同じ理由で命を落とした。

 またインディアン・エクスプレス(Indian Express)紙は20日、さらに数人が「重度のやけど」を負っていると報じた。

 チャモリ地区長は19日、AFPの取材に対し、事故原因の調査が進められているとし、死者のうち4人は警備員だったと話した。(c)AFP