レモンベースのクォン・ミンソク代表(c)MONEYTODAY
レモンベースのクォン・ミンソク代表(c)MONEYTODAY

【07月18日 KOREA WAVE】「よく『MZ世代(1980年代半ばから2010年ごろまでに生まれた世代)』なので社会生活ができないと言われています。私も最初は世代の差だと思っていましたが、それは絶対違うと思います。MZ世代は私たちの組織でこの仕事をなぜするのか理解したがっていました。業務の必然性さえ見いだすことができれば熱心に働く世代だと思います」

韓国「成果管理」サービス型ソフトウェア(SaaS)を開発・運営するレモンベースのクォン・ミンソク代表は、企業内の既成世代とMZ世代間の軋轢についてこのように述べた。クォン代表はユニコーンに成長した「リディ(RIDI)」の共同創業者だ。創業初期からユニコーンに成長する間、会社の構成員がともに成長できる方法について悩みが多く、これを解決するためにレモンベースを創業したという。

クォン・ミンソク代表は、会社が成長するためには社員の高い没入度が必須だと診断した。職場を辞めはしないが引き受けた業務だけを最小限にする「静かな辞職」も低い没入度から始まった問題だと分析した。

「リディを創業した当時、構成員が業務に集中する没入度を管理する際に、未熟さからミスや失敗もおかした。サービス立ち上げのときの全150社余りにインタビューし、この問題を解決するソリューションであるレモンベースを開発した」

レモンベースはレビュー▽目標管理▽1:1ミーティング▽成果管理――など企業の持続的な成果管理を支援するサービスを提供する。組織の目標とメンバーの目標を一目でリアルタイムで確認し、これに対するフィードバックをやり取りすることができる。5月には在宅勤務への転換など多様なテーマで社員にアンケート調査ができる「構成員サーベイ」を発表した。

「公正な評価と報酬に対する意思決定が非常に重要になっている。一方向の評価から360度の多面評価による評価方式に発展させることが必要だ。年に1度目標を設定し評価するのではなく、四半期別目標に分けて、1週間や隔週に1度、チーム長とチーム員間の1:1ミーティングをすることが持続的成果管理の基本」

レモンベースはHR(人的資源)サービスの専門性を高めるため、約10人の「ピープル・サイエンティスト」を採用した。レモンベースの共同創業者であるCPSOキム・アンナ氏がこの人材を率いている。

ピープル・サイエンティストはHRの中から顧客に役立つ知識を積みあげて管理し、製品とサービスに活用する仕事を担当する。製品とサービスの企画から開発まで、ほぼすべての領域にピープル・サイエンティストの手を経る必要がある。ピープル・サイエンティストはHRコンサルティングファーム、一般企業HR部署、データ・サイエンティストなど多様な経歴を持っている。

現在、レモンベースの顧客会社は2000社余りに達する。「優雅な兄弟たち」「ヨギヨ」などのスタートアップから、韓国投資証券、SKオンなど大企業・金融会社までさまざまだ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News