【7月17日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は16日、第15ステージ(レジェレポルトデュソレイユ~サンジェルべモンブラン、179キロメートル)が行われ、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のワウト・プルス(Wout Poels、オランダ)がステージ制覇を飾った。

 モンブラン(Mont-Blanc)の山裾を駆けたクライマーのプルスは、この勝利を元チームメートのジーノ・メーダー(Gino Mader、スイス)選手にささげた。

 総合首位に立つチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)は、同2位につけるUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)と並んでフィニッシュし、10秒のリードを守った。

 アルプス(Alps)に入ってヴィンゲゴーは流れを失った様子で、ポガチャルが3日間にわたってタイムを取り戻していた。ポガチャルはこの日も終盤にアタックを2度仕掛けたが、ヴィンゲゴーは2度ともに追いつき、フィニッシュライン手前で並ぶと両者はそのままゴールを迎えた。この2日間は互角の戦いとなり、ヴィンゲゴーはこの週末に1秒リードを広げている。
 
 17日は休息日となり、18日には個人タイムトライアルが行われる。(c)AFP/Damian MCCALL