【7月17日 AFP】16日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)の男子シングルス決勝で初優勝を果たしたカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が、観戦に訪れたスペイン国王フェリペ6世(King Felipe VI)に今後も自分の試合を見にきてほしいと呼びかけた。

 20歳のアルカラスは、7度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を4時間42分に及ぶ激闘の末に1-6、7-6(8-6)、6-1、3-6、6-4で破り、昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)に続く四大大会(グランドスラム)通算2勝目を挙げた。

 試合後のスピーチでは、「国王の前で戦った試合はこれで2戦2勝だから、もっと来てほしい! とても特別なことだし、応援に来てもらえたことをありがたく思う」と語った。

 この日は国王だけでなく、センターコートの大半の観客の大応援も味方につけたアルカラス。ジョコビッチ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)以外では、2010年の同胞ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)以来となる大会制覇に「夢がかなった」と喜んだ。(c)AFP