【7月17日 AFP】16日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)の男子シングルス決勝で準優勝に終わったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、自身を破って新王者に輝いたカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)について「優勝にふさわしい」とたたえた。

 36歳のジョコビッチは、4時間42分に及ぶ激闘の末に6-1、6-7(6-8)、1-6、6-3、4-6で敗れ、歴代最多タイとなる8度目の大会連覇と四大大会(グランドスラム)通算24勝目を逃した。

 試合後のスピーチでは、アルカラスのプレーについて「最後もしっかりとサーブで締めくくっていたし、終盤のクオリティーはすさまじかった」と称賛し、「重要な場面でビッグショットを決め、間違いなく優勝にふさわしいよ」と20歳の新鋭に賛辞を贈った。

 ウィンブルドンのセンターコートで10年ぶりの黒星を喫し、同大会での連勝も34でストップした。「あと一歩のところまでいき、なかなかのみ込むのは難しい」と悔しがったが、「より良い選手に負けた。もっと強くなって前に進むしかない」と話し、さらなるグランドスラム優勝に向けた意欲は持ち続けていると強調した。

「ここでは過去に何度も接戦をものにしてきた。2019年のロジャー(・フェデラー<Roger Federer、スイス>)戦もそうだった。負けるべきだったのに勝った決勝もあったかもしれないから、これで埋め合わされたのかな」 (c)AFP