【7月16日 AFP】15日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)の女子シングルス決勝で敗れ、四大大会(グランドスラム)決勝で3連敗となったオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が試合後、「キャリアの中で最もつらい敗戦」と涙を流しつつ、雪辱を誓った。

 世界ランキング6位のジャバーは、決勝でノーシードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に4-6、4-6で敗戦。昨年は決勝でエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)に敗れると、続く全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)でも決勝に進出したが、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)の前に準優勝に終わっていた。

 名選手のクリス・エバート(Chris Evert、米国)やキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)も、同様に最初の3回の決勝で敗れたところから最終的に複数回のグランドスラム優勝を果たしているのは安心材料になるかもしれないが、ジャバーは「今回はキャリアの中で最もつらい敗戦だと思う」とコメント。

「きょうはこれからつらい一日になる」としつつ、「私は諦めない。強くなって戻ってきて、いつの日かグランドスラムで優勝したい」と前を向いた。(c)AFP