【7月15日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は14日、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)制度に違反したとして、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)などに罰金を科した。

 リーグ王者バルセロナは、関連収入とは認められていない無形資産の売却益などで会計の帳尻を合わせたとして罰金50万ユーロ(約7800万円)、ユナイテッドはクラブの損益を抑制するための損益分岐点の要件を満たせなかったとして、罰金30万ユーロ(約4700万円)の支払いを命じられた。

 ベルギー1部リーグのロイヤル・アントワープFC(Royal Antwerp FC)とトルコ1部リーグのトラブゾンスポル(Trabzonspor)も、今回では最高額となる罰金200万ユーロ(約3億1000万円)をそれぞれ科された。 

 2010年に導入されたFFP規定では、クラブは3年間で3000万ユーロ(約47億円)以下の損失しか計上できないことになっている。

 UEFAがFFPを適用するのは昨シーズンが最後で、新たにライセンスや持続可能性に関する規定が導入され、今後3年間で規制は緩和される。(c)AFP