【7月15日 AFP】イタリア警察は14日、仮病で救急車を利用した様子を動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」に投稿した男2人を訴追する方針を発表した。

 19歳と20歳の男は今月9日、「田舎で公共交通機関がない時」と題した動画を投稿。

 1人が「私たちは田舎の真ん中で道に迷った。でも、解決する方法がある」と話した後、救急通報して友人の意識がないと伝える間、もう1人はベンチに横たわり笑いをこらえていた。

 ANSA通信によると、救急車の到着を撮影した2人は、北東部の海に面した町リッチョーネ(Riccione)に搬送され、救急外来で短時間過ごした。

 動画の再生回数は、1日で5万回を超えた。

 警察は動画から2人の身元を特定。地元保健当局の告訴を受け、訴追する方針を明らかにした。

 男の一人は地元紙イル・レスト・デル・カルリーノ(Il Resto del Carlino)に対し、「自分はばかだ。あんなことするんじゃなかった」と話したという。(c)AFP