【7月19日 Xinhua News】中国吉林省(Jilin)長春市(Changchun)の長春動植物公園でこの夏、「西遊記」をテーマにしたナイトイベントが開催され、新たな文化・観光スポットとして人気を集めている。孫悟空や神仙・妖怪など西遊記に登場するキャラクターに会えるとあって、多くの観光客が遠方から訪れている。

 遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)からわざわざ車でやって来たソマリア出身の若者、イブラヒム・フセイン・アリさんは「子どもの頃は中国語が分からなかったけど、1986年のテレビシリーズ『西遊記』が大好きで、登場人物の服装やアクション、声の表現に夢中になった」と語り、園内で「西遊記」のキャラクターに扮したスタッフと話をしたり、写真や動画を撮ったりした。イブラヒムさんは1200万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーで、2013年に中国に留学し、自分は中国文化が大好きだと気がついたという。

 イブラヒムさんによると、長春動植物公園の同ツアーはすでに主要なインターネットのプラットフォームで注目を集め瞬く間に人気が広まった。

 長春動植物公園は1938年に設立、主に動植物の保護と展示を行っている。慕徳俊(Mu Dejun)園長は、試験的に実施した「西遊記」のナイトイベントでこれほど公園の人気が高まるとは思ってもみなかったと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News