ジャバーがウィンブルドン決勝進出 GS初制覇の歴史的偉業に王手
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【7月14日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は13日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は6-7(5-7)、6-4、6-3で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を下し、母国とアフリカにとって歴史的偉業となる四大大会(グランドスラム)初制覇に王手をかけた。
準優勝を果たした昨年大会に続き2年連続でウィンブルドンの決勝に進出したジャバーは、この試合で第1セットを先取された後、第2セットも2-4の劣勢に立たされたところから力強い巻き返しを見せた。1セットダウンからの逆転勝利は、今大会3度目となった。
昨年大会、オープン化以降ではアフリカ系・アラブ系の女子として初めてグランドスラムのシングルス決勝に進出したジャバーは試合後、結果にかかわらず常に味方でいてくれているというチュニジアのファンについて、「そういう人々の素晴らしいところは、『勝っても負けても、私たちはあなたが大好き』といつも言ってくれること」と話し、「それは本当に素晴らしい言葉。みんなが私の勝利を望んでいるのは分かっているけれど、常にその言葉を思い出すようにしている」と続けた。
2022年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)でも準優勝に終わったジャバーはまた、「私にとってゴールは一つ」とし、「そこへ向かって突き進み、100パーセントの準備をする。チュニジアのためだけでなく、アフリカのためにも歴史を刻めることを願っている」と語った。
15日の決勝では、世界ランク42位のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を迎え撃つ。(c)AFP/John WEAVER
