【7月13日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は13日、西側諸国のF16戦闘機について、核兵器が搭載可能である以上、ウクライナに供与されれば「核」の脅威と見なすと警告した。

 ロシアへの反転攻勢を進めるウクライナは西側諸国に対し、最新鋭の戦闘機の供与を求めている。

 ロシア外務省の発表によると、ラブロフ氏は「ロシアは(F16戦闘機の)核搭載能力を看過できない」との考えを示し、「ウクライナ軍がそのようなシステムを保有しているという事実自体を、核の領域における西側諸国からの脅威と見なす」と述べたという。

 ウクライナ軍パイロットに対する米国製F16の操縦訓練は、オランダとデンマークの主導で、8月からデンマーク国内で始まる予定。(c)AFP