【7月13日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)は12日、イスラム教の聖典コーラン(Koran)への侮辱に反対する決議を採択した。47理事国中、賛成28、反対12、棄権7だった。

 スウェーデンの首都ストックホルムでは先月、イラクから逃れてきた難民がモスク(イスラム礼拝所)の外でコーランの一部ページに火を付けた。これを問題視したパキスタンなど「イスラム協力機構(OIC)」加盟国が決議案を提出していた。

 採決では、英国、米国、仏独など欧州連合(EU)加盟諸国、コスタリカ、モンテネグロが、言論の自由の侵害に当たる恐れがあるなどとして反対票を投じた。(c)AFP