急発展する中国のサービス貿易、なおも大きな発展の余地
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【7⽉16⽇ Peopleʼs Daily】中国政府・商務部によると、今年1〜4月の知識集約型サービス貿易総額は前年同期比13.1%増の9057億9000万元(約17兆6074億円)で、サービス貿易額全体に占める割合は43.5%に達した。知識集約型サービスの輸出は同18%増の5384億8000万元(約10兆4674億円)だった。
保険、金融、個人の文化と娯楽、電信コンピューターと情報サービス、知的財産権使用料などを主とする知識集約型サービス貿易は、中国のサービス貿易の発展において中長期的な「安定器」の役割を果たしている。2012年から2021年までの10年間で、中国の知識集約型サービス貿易総額の年平均成長率は9.3%に達した。
知識集約型サービス貿易が急成長している大きな要因は、デジタル経済の急速な発展だ。デジタル技術の浸透は越境EC、オンライン医療、サプライチェーン協同管理プラットフォームなどのサービス貿易の新業態や新モデルを生み出した。人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)、ブロックチェーンなどのデジタル技術の発展は、商品やサービスの生産、取引、消費の方式を変え、現代サービス業と先進的な製造業や現代農業との深い融合を促すことで、サービス貿易の需要を喚起しつつある。中国のデジタル化されたサービス貿易の規模は2022年、5年前よりも78.6%多い2兆5000億元(約49兆円)に達した。
中国はさらに、サービス業の開放を秩序正しく推進し、サービス業の質の向上と効率の向上を促すことで、サービス業の「海外進出」能力を高めた。中国は2017年以来、外資参入ネガティブリストを5回改訂し、電信・証券・銀行・保険・文芸公演などのサービス業分野における外資の出資比率制限を撤廃または緩和した。中国は「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」に基づき、サービス関連の22分野を対外開放し、37分野の開放レベルを高めた。海南省(Hainan)ではサービス貿易の開放性を高めるために、越境サービス貿易ネガティブリスト管理制度を模索し始めた。
しかし中国のサービス貿易には依然として、改善せねばならない部分がある。そのため中国は大量のデータと豊富な応用シーンという強みを生かして、サービス貿易のデジタル化を加速させている。同時に、開放・透明・包容・無差別の業界の発展形態の構築を重視し、中国の特色あるサービス貿易を育成している。
現在、中国は開放・協力、互恵・ウィンウィンを堅持し、政策支援システムを絶えず改善し、サービス分野の開放レベルを引き上げ、自らの質の高い発展を実現すると同時に、世界経済により多くの新たな動力を絶えず注入している。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News