【7月12日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は11日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は4-6、6-1、6-4、6-3で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)に勝利。試合後には「傲慢(ごうまん)」に聞こえるかもしれないがと前置きした上で、自分自身が「本命」だと思うと話した。

 四大大会(グランドスラム)通算400試合目に臨んだジョコビッチは、第1セットは3本のブレークポイントをふいにして落としたが、第2セットは相手にほとんどポイントを許さずに5-0とリードしてそのまま追いつき、第3セットは第5ゲームでブレークを奪って獲得。第4セットは第3ゲームでブレークし、ルブレフを振り切った。

 8回目のウィンブルドン制覇と、グランドスラム24勝を目指すジョコビッチは、これで大会12回目の4強入り。通算46回のグランドスラム準決勝進出は、昨年引退したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に並び最多となった。

 ジョコビッチは「傲慢に聞こえてほしくないが、もちろん自分自身が本命だと思っている」と話し、「ここで残してきた結果と4連覇中であることを考えて、そう思っている」とコメントした。

 さらに、他選手から狙われる立場を楽しんでいると語り、「大好きだ。どんな選手も、他の選手に倒したいと思われる立場になりたいはずだ」と話すと、「みんな金星を挙げたいと思っているが、そうはさせない」と続けた。

 ジョコビッチは準決勝で第8シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と対戦する。(c)AFP