ソウル中央地検提供(c)news1
ソウル中央地検提供(c)news1

【07月11日 KOREA WAVE】ソウル中央地検強力犯罪捜査部はこのほど、ソウルのホテルで従業員を脅すなどした暴力団「スノア派」の組員39人を暴力行為等処罰に関する法律違反(団体等の構成・活動)で起訴した。9人は身柄を拘束されており、他の30人は在宅起訴された。

スノア派は全羅南道(チョルラナムド)木浦(モッポ)を拠点とする暴力団で、全国に約120人の組員がいる。

組員らは2020年10月、ソウル市龍山区(ヨンサング)のグランドハイアットホテルに3泊4日の間滞在し、ホテル従業員を脅かしたり、レストランでのバンド公演を中断させたりするなど暴れた疑いが持たれている。

捜査の結果、同ホテルを運営するKHグループのペ・サンユン会長の私募ファンドにスノア派幹部らが投資して、大きな損失が出たといい、資金を回収するため犯行に及んだことがわかった。

ペ・サンユン会長は、この騒動で注目を浴びるようになると海外に逃避した。検察は会長のパスポートを無効化し、インターポールに身柄を拘束するよう手配している。

検察は、スノア派組員の集団がサウナで全身の入れ墨をさらしたり、客室で喫煙したりするなど市民の日常に脅威を与えたと指摘している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News