【7月10日 AFP】(更新)ロシア大統領府は10日、民間軍事会社ワグネル(Wagner)の武装反乱後の先月29日に、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏と首都モスクワの大統領府内で会談していたと明らかにした。

 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、プーチン大統領は「6月24日の出来事(ワグネルの反乱)について自らの見解を述べ、(ワグネルの)幹部の説明にも耳を傾けた」と述べた。

 ペスコフ氏によると、ワグネルの複数の幹部との会談は3時間半に及んだ。この中でプーチン氏は、戦闘技術を生かせる仕事など「雇用の選択肢」を提示。一方、ワグネル幹部は「国家元首(プーチン氏)の忠実な支持者だと強調した」上で、「母国のために戦い続ける用意があると話した」という。

 ワグネルの反乱をめぐっては、プーチン政権最大の危機だったとの見方もある。(c)AFP